Last Updated on July 12, 2019
これまで10社を超す日本企業とアメリカで市場開拓をしてきました。海外事業受託会社である当社は、単に日本から装置を輸入して、米国で販売している訳ではありません。販売にこぎつけるには、まずアメリカのマーケットを開拓します。宣伝や潜在的顧客と話をして、メーカー側のアプリケーション開発、仕様変更などを経て数年後ようやく売れ出すというのが実情です。そこで明確に見えてきたことがあります。
まずアメリカで売るのに日本の会社がやるべきこと、それは、その会社の社長がアメリカでビジネスをすることに真剣になることです。
米国に来て、見て、話して、アメリカ市場を感じなければ方針を決められないようです。海外進出していないメーカーにとって、いわば海外においては日本での創業当時の状態です。だれもあなたの会社を知りません。これに加えて英語の世界で、しかも日本の何十倍もの国土をもつ国です。日本で教え込まれてきた常識やノウハウが役に立たないこともしばしばあります。会社のトップ自らが体験しなければ、アメリカで売れる会社にはなりません。店舗型や日本人向けのみの商売であればまた違うかもしれませんが。